せみまろblog

これやこの行くも帰るも別れては

ニュートン算

■父の威厳

昨年末ごろの我が家でのやり取り

息子氏:お父さんニュートン算教えて!

せみまろ:お、おう(ニュートン算?何それ、リンゴ落ちるやつ?)

息:この水槽に水を入れてポンプでくみ出す問題、、

せ:(ああこういうのね※)任せとけ!(あれ?でも方程式で解いちゃダメか、ウムム)

その場は何とか塾が用意してくれている解説も見ながらクリア、もうほとんど残っていない『父の威厳』がさらに目減りするのは阻止できたのか・・

※あのニュートン算の水を入れながら出す問題、昔から何無駄なことやってんの、、と思わずにいられません。

 

■●●算がいっぱい

ニュートン算に限らず、塾の算数の話を聞いていると●●算というのがやたらと出てきます。自分の中ではつるかめ算と植木算ぐらいは習ったかな?程度の記憶、あれー、そんなに授業聞いていなかったかな?(聞いていませんでしたね、はい)、それとも指導要領が変わったのか?ちょっと調べてみることに。

ニュートン算自体は、その名の通りアイザック・ニュートン大先生が1700年代初頭に書かれた数学書に出てくるとのことで、大昔からある算数の文章題なんですね。現状の学習指導要領の範囲にはなく、つるかめ算を代表とする●●算(古典算と呼ぶそう)の一つで中学受験算数特有のもののようです。まあ、中学になって方程式学べばそれで解けてしまいますもんね。(受験生の親御さんはこんなこととっくにご存じかもしれません、スミマセン)

 

■●●算を出題するのは?

では、なぜいろいろな中学が、この古典算といわれる受験のあだ花みたいな問題を入試で出題するんでしょう?私は教育関係者でもないので想像でしかないですが、なんか●●算、クイズみたいでちょっと楽しいですよね。数学的思考を身につけるためではあるんでしょうけど、何より、算数・数学の楽しさ不思議さ美しさみたいなものを感じてほしい、そういう生徒に入学してほしいということではないかなと愚考しております。地方公立小中高大卒(何なら幼も)、塾に通ったこともない自分から見ると本当に中学受験大変そうですが、ぜひ息子氏には各学科の楽しさわくわく感ドキドキ感をちょっとでも感じてほしいなと願っています。

 

■現実

先日あった塾の復習テスト後・・・

せ:テストどうだった?

息:うーん、まあまあ?算数大問7でニュートン算出たよ

せ:おお!勉強した甲斐あったな

息:うん、でも難しくて全然できなかった

せ:がくー